永遠の難題「遠距離恋愛」

 

ドラマ、映画、小説、漫画、歌…この世にある様々な創作物のテーマとして、最も数多く使用されているのは、間違いなく恋愛です。

 

恋愛は、この世で最もドラマティックで、同時に最も現実的なもの。誰もが経験し、誰もが物語の主人公になれる、とても身近でありながら、同時に幻想的な思想であり、イベントであり、具体的概念のないものです。

 

そして、その恋愛の中でも、よりドラマティックで、よりシビアなのが遠距離恋愛です。遠距離恋愛とは、いうまでもないことかもしれませんが、既に心を通わせてカップルとなった2人が離れた場所でそれぞれに生活をしている状態の事です。

 

離れ離れでも、心は繋がっている。そんな状況が、ドラマティックな演出を呼び起こす反面、気持ちが離れる一番の理由になりやすいのも、この物理的距離なのです。遠距離恋愛は、常にいつの時代も難題です。

 

ケータイ電話が普及して、通信手段が発達した今でも、遠距離恋愛が長く続かず、破局した例は本当に多いですね。それだけ遠距離恋愛は難しいという事です。

 

カップルには、それぞれの距離感があります。付かず離れずがベストのカップルもいれば、常にベッタリのカップルもいます。中には、離れ離れでも苦にならないカップルもいるかもしれません。ただ、それは相当な少数派であるということなのでしょう。

 

実際、好きな人に会いたい時に会えないというのは、かなり厳しい状況です。これが、遠距離恋愛の最もシビアな部分でしょう。